3密を避け、健康維持のためにできること

日々の健康を維持するために

 

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の本格化で、2月末には自粛要請が始まり、4月7日には緊急事態宣言が行われました。学校は休校となり、また職場ではテレワーク中心の生活が始まるなど、生活が一転しました。5月25日に緊急事態宣言が解除となりましたが、未だに一定数の感染者が確認される中で、運動・スポーツの実施に不安を持っている方もいる思います。

一方で、「新しい生活様式」として中長期に渡り感染症対策と向き合う中で、身体的及び精神的な健康を維持する上では、体を動かしたり、スポーツを行うことが必要です。

外出の自粛が続き、歩数など活動量の低下に伴う運動不足、体重の増加、ストレスや体調不安の声も多く聞こえるようになってきました。

特に、中高年齢者については、体力の低下、生活習慣病等の発症や生活機能の低下(骨や関節、筋肉等の運動器が衰えるフレイルや、ロコモティブシンドローム、認知症等)をきたすリスクが高まります。 このため、意識的に運動・スポーツに取り組んでもらうことは、健康の保持だけでなく、将来的な要介護状態を回避するためにも有効です。

 

『新しい生活様式』の中でも出来ることはあると思います。当社では、以下の4項目を推奨します。

運動をしよう

「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して「動けなくなる」ことが懸念されます。
また、転倒などを予防するためにも、日頃からの運動が大切です。

  • ・人混みを避けて、一人や限られた人数で散歩する。
  • ・家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワットなど)を行う。
  • ・家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かす。
  • ・座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす。

 

 

食生活・口腔ケアをしっかりと


低栄養を予防し、免疫力を低下させないために、しっかり栄養をとることやお口の健康を保つことが大切です。

  • ・3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がける。
  • ・毎食後、寝る前に歯磨きをする。
  • ・しっかり噛んで食べる、一人で歌の練習をする、早口言葉を言うなど、お口周りの筋肉を保つ。

 

 

人との交流を


孤独を防ぎ、心身の健康を保つために、人との交流や助け合いが大切です。

  • ・家族や友人と電話で話す。
  • ・家族や友人と手紙やメール、SNS などを活用し交流する。
  • ・買い物や移動など困ったときに助けを呼べる相手を考えておく。

 

 

笑顔

笑いは短時間で免疫系の機能を向上させる効果が期待できるといわれてます。

  • 大笑いすることで呼吸に必要な筋肉が大きく動かされ、一時的とはいえ、呼吸能力が高まると考えられます。
  • 笑うことによって血管が拡張され、血圧を下げることができます。
  • 笑うことで気分がすっきりし、気分や感情をいい方向に転換させる。